シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2015/06/28

ホイールの干渉


GSのユニークな特徴の一つにスバル1000に端を発したセンターピボット式ステアリングがあります。
位置決めポイントがホイールの中心線上で完結し、軽くてダイレクトな操舵感が利点という理解でいいのでしょうか?

ステアリングフルロック状態で旋回すると音が出るのをいろいろ疑い、初心に戻って今一度リフトアップして干渉を疑うと右アッパーアームのボールジョイントとホイールが接触した跡が見られます。
荷重がかかっていない状態だと音が出ないので発見が遅れたが、よく見るとホイールの内側に傷がついてます。

ホイール内にハブ、ナックルを収めるのでクリアランスはもともと少な目。
時代と車格からすると贅沢な15インチのホイールを採用したのはこのような背景なのかもしれません。

2015/06/07

お悔やみ 海外の事故


FBに悲しいニュースが入ってきました。
昨日、海外においてGSで走行中の死亡事故があったようです。
クラシックカーイベントにむけてパリへの移動中に起こった事故で、タイヤのバーストでコントロール不能に陥り中央分離帯に乗り上げてひっくり返りそのまま炎上したとのこと。
2名死亡、残りの2名も重傷をおっているようです。
ハイドロならパンクもなんとかなるという迷信めいたことも聞かれますが、実際はこのようなアクシデントに遭遇してしまう場合もあります。
おそらく前輪だったのでしょうし、ひっくり返らなけば逃げられたかもしれないし、そもそも火も出なかったかもしれないと思うと悪いことが重なりすぎたように思います。
心よりお悔やみ申し上げます。
R.I.P.

2015/06/06

ガスケット


ここが問題の箇所でマフラー用の超耐熱液体ガスケットを塗布してから締めた。
無しで済むなら、無しの方が良いのでしょう。
ここから漏れると空調ヒーターに入り込んでくるので念を入れておきました。
本当はココから締めて、Yパイプ、触媒、センター、エンドのクランプと順に締めていくのがいいのかもしれません。