日産の技術供与でクリアした51年規制対策のシステムは大まかに以下2つ。
当時のオーソドックスなものです。
Ⅰ.排気ガス浄化
A) A.I.R (一般的にエアポンプと言われる二次空気噴射装置)
B) 触媒装置
C) E.G.R (排ガス再循環装置)
Ⅱ.有害ガス発生抑制
D) キャニスター
E) ブローバイガス再循環
F) キャブレターのダッシュポット
G) 吸気予熱装置(広義としてとらえれば)
51年規制対策システムはパワーダウン以外に弊害も多く、実際には車検時以外はキャンセルされていた事も多かった事と思います。消耗品であるEGRバルブはじめ部品の供給も無いことから現在ではこのシステムが生きているGSは無いのではないでしょうか。
これらの装備が加わった77年に再販される以前のGSは48年規制の対象と思われます。
ユーザの手に渡ったものもディーラーで呼び戻し、点火時期をメーカー設定のBTDC10度からBTDC6度に遅角し、デスビに封印と例の適合済ステッカーが貼られて暫定的な対策となったようです。
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