
日本では70年ごろからHIFIオーディオブームが起こったことで、カーステレオにも拘りを持つ人が増えた時代にGSの時代も重なる。
したがってリアシートの後ろの広大なスペースは立派なスピーカーが置かれ、後列車から見える、パイオニアやらケンウッドなど大きなロゴがある種かっこ良いとされていた事と思います。
私は、(仮にレスサスみたいのに乗っていれば別ですが)クルマでの音楽は割とどうでもいいと思っているので、入手したGSに雰囲気を壊さない控えめな埋め込み式の2wayフルレンジスピーカーx2が収まっていたのはラッキー。
配線がステレオになっていたので、以前のオーナーがステレオ式の再生ユニット、アンプと共に鳴らしていたと想像します。
ただ、グリルがシルバーのリングに黒のステンレスメッシュという、GSからすればいささかモダンな、いかにも80年代のグリルだったので、メッシュを外しクルマの内貼りに近い茶色のサランネットで張り直すという細工を加えました。
純性ラジオはモノラルなので、フロント1、リアx2という3スピーカーをおおよそのインピーダンスで並列、直列に配線を引き直しています。