シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2017/06/17

LHMリターンチューブの交換


漏れていたのはLHMリターン経路メインの一つ。前後ハイトコレクターからのリターンと、プレッシャーレギュレーターからのリターンが合わさって、LHMタンクに戻すチューブ。経年でかなり硬化して4wayユニオンの付近に3㎜ぐらいの亀裂が発生してました。(画像の矢印部分がその亀裂と車上での場所。空調ダクトを外して上から見た部分)
ここはリターンと言えど、エンジンが掛かっていればプレッシャーレギュレーター規定圧を超えた分のLHMが絶えず流れるし、ハイトコレクターからも車高調整に余分なLHMが戻されてくる部分でいわゆる強制リターンでオペレーショナルリターンと解説されている経路だと思う。わずか3㎜ぐらいの亀裂でもエンジンが掛かっているとジワーッと漏れてくる。エンジンオフでも各部の残圧で漏れてきますが。
LHMタンクは密閉なのか大気圧開放なのかよくわからないのですが、1気圧もしくはLHMポンプに引かれ負圧なはずであるのに結構漏れてくるのね。内径9㎜、外径13㎜のホースをホームセンターで購入し交換して終了です。いずれ緑色のラインが入った純正のチューブに戻したいところ。

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