シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2015/03/06

フロントブレーキのエア抜き Front brake bleeding


フロントブレーキのエア抜きを行いました。
Xmの時は気にもしていなかったが、メインアキュームの油圧を解放した状態でブレーキを踏みながらキャリパーのブリードスクリューを緩め、次にエンジンを掛けメインアキュームのプレッシャーバルブを締めることによる油圧の回復でLHMをブリードスクリューから抜くものらしい。

従ってよくよく考えると通常の油圧ブレーキでブレーキペダルを踏む行為はメインアキュームのプレッシャーバルブを締める事に相当。ブレーキペダルを踏むのは油圧の経路を確保しておくだけです。
今思えばペダルは家内じゃなくてコンクリートブロックにでも踏ませておけばそれで充分で、特別な道具や技術なく一人でエア抜きをやる事も可能だった。

フロントは簡単。まずは空調用のダクトを外す。キャリパーはインボード式で左右の油圧パイプが繋がっているので右側のみのブリードスクリューにドレーンのホースを取り付けます。
LHMにはほとんど気泡もなくフェードで懸念されたヴェイパーロックのような現象には至っておらず。
しかし深緑色に変色し劣化がみられるので当然ながら廃棄です。

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