シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/05/17

アイドルストップソレノイド Fuel cutoff solenoid


COの減量に苦労している理由はエアポンプが働いていないことに加え、アイドルストップソレノイドの不良であることが明らかです。
交換してしまえば良いのですが現在このパーツの入手が困難。

キャブWEBER30DGSではこれがアイドルジェットを兼ねスロー系の第一バルブ(第二はミクスチャースクリュー)になっていますが、現在不良であり燃料のカットオフを避けるため締めきれず、リッチな状態で固定せざるを得ません。
ミクスチャースクリューだけでは排ガスまではコントロールできない訳です。
断線なら治せるかもと期待して外してみましたが、それなりの抵抗値はでてますので物理的に壊れているようでケースが潰れている。

アイドル維持や走行そのものに支障はないのですが、イグニッションを切っても直ぐにエンジン停止が出来ないランオンという新たな問題も気温が上がってきて現れてきました。
燃料が濃い分カーボン蓄積も進むでしょうし、上がってきたガソリン価格の影響でレギュラーガソリンを入れた影響もあるでしょう。
もともと(排ガス対策で低圧縮比のため)レギュラー指定ですがやっぱり無理があるようです。

ソレノイドを求めてネット上を探したところイギリスの解体屋で在庫がありました。
詳しいことはわからないようで画像照会だけで購入してしまい到着待ちです。
ジェットの移植が必要かもしれませんし合わないかもしれません。
部品番号で照会するとCXのキャブも同じパーツ、同じジェットの番手のようで、ダメならこちらのルートから探してみます。

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