シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/09/15

フィラーホースの修理 Filler neck repair


バンパーをはじめ樹脂が部品の大半を占めるようになったのはいつ頃か。
現在ではかなり耐熱性の樹脂が開発され益々需要は高まり、軽量化に貢献していることと思います。

70年代の樹脂パーツの耐久性はやっぱりまだまだで、経年があることももちろんですが、多くのパーツに硬化や変形、破損が見られます。
私のGSのフィラーホースにも亀裂が見られたため修理しています。ねじ穴から亀裂が入り、ホース内部まで回り込んでいました。
フューエルキャップを受ける、見えているリングをねじで外しエポキシ接着剤で亀裂を埋めるように接着。
しばらく使っていますが、耐ガソリン性も大丈夫なようです。

エキスパンションタンクの修理と同じく臭気から修理を思い立ったのですが、ひどいと雨水が混入し、始動不良や最悪の場合はウォーターハンマーでエンジンを壊すそうなので侮れません。

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