シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/04/13

トー調整 Toe-in adjustment


車検の期限が迫ってきているので現状把握のため予備検査に行ってきました。
気になる点が幾つかあり、そのひとつがサイドスリップ。

どうも左に行きたがるクセがあり、原始的なメジャー方法で調整を行ってきました。
調整前トータルトーが5mm程度アウトだったものをトー0mmまで詰め、後は左右同じ分を右に向けていく。
また、トータルトーを合わせるの繰り返しでまっすぐ進むところを探す。

こんなアナログな方法で合わせたので、果たしてサイドスリップは基準値内なんでしょうか。
間違いなく不備を指摘されるだろうと思って臨んだ予備検査。
テスターの針はピクリともしません。
差は±0。合格です。

しかし、マニュアルではタイロッドエンドの調整ねじ部分でみる許容左右差は2mm以内だったと思いますが、真っ直ぐ進むところを探した結果、左右で基準を超える差が出ています。
GSはトー以外に調整できるアライメントは無く、厳密にセッティングするなら残る可能性はベアリングかもしれません。

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