シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2015/04/04

浮上

【音量注意!!】PCからは動画が見れます。
ブレーキのエア抜きやハイトコレクターなどいくつかハイドロ系をメンテナンスした結果、乗り心地が大幅に変化した。(ように思います)
油圧の経路を追うと、理論上ブレーキは乗り心地には直接的な関係は無いようですが、わずかな挙動変化がそう思わせるのかも。
ハイトコレクターの渋さが改善されたのは、そのまま乗り心地に直結。
GSというのは「ブワァンブワァン」というよりは「ブワンゥン」という結構ダンピングが利いた(というか車体が軽いからか)乗り心地だと思っていたが、良いのか悪いのかおつりがくるぐらい揺れるように変化しました。

といってもハイドロニューマティックの難しさは、この説明がプラセボ効果というか曖昧なところがあって一般的には数値化できないので思い過ごしの場合があります。
逆にパーツを交換してもオーナー側の期待とズレが生じメカニックが困惑することも少なからずありそうで商売としても難しい。

ハイトコレクターのメンテナンスで確実に言えるのは動画にあるように、1週間放置で油圧が抜けた状態から(フルチョークで始動後1,100rpmぐらいのハーフチョークに調整)35秒でリアが上がり始めるように。(メンテ前は60秒)昔からよく言われているように車高の上がり下がりはハイドロの健康のバロメーターになるようです。

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