シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/06/07

完調 キャブスロー系 Idling speed adjustment


スロー系のセッティングがバッチリでました。
ストックのキャブレターで構造と仕組みを理解することを始めると単純に私のミスでした。

まずアイドルストップソレノイドが奥まで入っていなかったこと。
構造上、手でねじ込むしかなく、新品のOリングが硬く手前で止まっており正しい燃料の計量ができていなかった。

またチョークを絞ると若干のスロットルを開けるためのリンクがあるが、ここがチョークリターンのストップスクリューと当たっておりスロットルを全閉にできていない状態でした。
車載のものもストックのものいずれも当たるので、構造上クリアランスが少ないようで注意が必要。(あるいはその位置がハーフチョークの節度部位なのかも?)
チョークバラフライが全開まで戻した状態でチョークケーブルを固定します。

燃焼状態は明らかに良くなりマフラーからの白煙は無く、水蒸気のみがあがります。
ミクスチャースクリューは全閉より1.25回転戻しです。(もう少し絞れるかも。)
スロットル調整スクリュー調整ののちアイドリングは950rpmでピタリ安定。
この状態でCOは2.0-3.5%が規定値。もいっかいテスター屋に行ってこようかな。
排気ガスは明らかに臭くなくなりました。

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