シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/06/22

ワイヤーハーネス Wire harness


ハーネス類のチェックをはじめました。
目的は劣化したワイヤーを見つけトラブルを未然に防ぐこと。
トラブルの際はすぐに対応できるように区別しておくこと。

オリジナルの配線図と見比べながらチェックしていくとこれまでの修理とモディファイの想像がつきます。
オーディオかライトかなんらかの電装品が取り付けられたことがあるのか、オリジナルに無い配線やリレーがあったので処分。

そしてまずは最もフロント側のハーネスを解きました。
驚いたのは配線の色分けに基準がないこと。
エンドに識別用のカラーが付いているものもあるが、プラスもマイナスも機能毎にも区別されていません。
オリジナルか不明ですがおまけにマイナスアースはハーネス内で5本ぐらいタコ足状にかしめられている状態。
このような無頓着ぶりが仏車の電気系統の弱さの原因のひとつではないかと思います。

各接点を確認しワイヤーの一つ一つにハイビーム+、車幅灯−、オルタネーターDFなどラベルをつける。
使われていない排ガスコントロール系のワイヤーを分離し再度束ねました。
活用すれば油温45度でオン、オフできるウォーミングランプやファンなどの追加もできるのでリレーはそのままにしてあります。

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