シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/08/30

フルトランジスタ点火システム Ignition system test


点火システムはlumenitionの光学式フルトランジスタユニットに交換されてます。
ご覧のように気筒分のウイングがピックアップ部のレーザー光を遮断した信号をパワーモジュールを通じてイグニッションコイルに送るシステム。
機械式接点が無いのでメンテナンスフリーと信頼性に貢献してます。

ただ弱点があって、万が一ピックアップやモジュールが故障すると修理が困難で始動出来ない。
配線次第で簡素なポイント点火に戻せるセミトランジスタ方式の方が汎用性、復旧に優れるメリットがあります。

従って万が一に備えデスビをもう一つ用意し、オリジナルのポイント点火方式でテストを行いました。
始動性やパワー感に差が出るのかなと思いましたが特別な差はありません。
そういう意味でポイント点火も現代で充分に生きるシステム。
旧車の日常利用にあたりバックアップのシステムを携行しておくことは重要と考えています。

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