シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/11/30

ワイパーの故障 Trouble of the wiper


久しぶりのトラブル。
運転席側のワイパーブレードが動かなくなってしまいました。
モーターは生きているので、リンクか何かかすぐに解消できるでしょう。

ただでさえ私のGSはエアコンレスのため雨の日はすぐに内側から曇ってしまうので、雨粒が加わると物凄く視界が悪い。
おまけにリアのデフォッガーも断線中。(直してもいいが温度差でガラスにヒビが入る可能性もあるらしい。)
したがって雨の日の走行は家族総動員で拭いてもらうことになります。
私が子供の頃も、当時の自家用車にエアコンが無かったので、しょっちゅう拭かされたっけ。

2014/11/23

車載工具 On-vehicle tool


スペアパーツに加え、携行している工具類。
プラスマイナス、ドライバーにニッパー、ペンチ。
とりあえず燃料系、点火系周りでの頻度が高い8㎜~14㎜のスパナと、とんでホイールキャップ用の17㎜も忘れずに。
ホイールナット、ジャッキ用の19㎜はオリジナルの据え付け。
11㎜は結構使うのでボルトを押さえるのに2本あってもいいかもしれません。
13~14㎜はオルタネーター回りにやや大きめなナットがあるのと、ホイールキャップを回すのに17㎜も必要。
これらは100円ショップで揃えた安物ですが携行するには用途を満たしてくれます。

フラグレンチや応急処置用のテープや針金や新聞紙もまとめております。
ガレージツールがミリとインチ、BSWと混沌としている中で仏車はミリ規格で通じるのがありがたい。

2014/11/08

LHMポンプ Hydraulic pump


上を向いていて絞められなかったクランプをなんとか緩め、下から絞められるように180°回転させた。
このタイプのホースクランプはいろいろな箇所に使われていますが、しばらくするとバンドが伸びるのかねじそのものなのか緩んでしまいます。LHMが滲んできてしまうので増し締め。
シングルピストンタイプのGSのハイプレッシャーポンプでは脈動が激しいので、そのせいもあるかもしれません。

DSではベルト駆動のスワッシュタイプだったり、後にはロータリー式になったりと、なぜか一貫性がないのが興味深いところ。
GSでは他のレシプロエンジンの搭載が検討されておらず、ロスが少ないエンジン一体式のポンプが選ばれたのでしょうか。CXでは当然いろいろなエンジンバリエーションが検討されたでしょうし、BX以降はエンジンをプジョーなどと共有する事情からベルト駆動の方が汎用性があったとは想像します。
効率の面ではどれが優れているのかは、すいません。わかりません。

2014/11/02

燃焼状態 Fuel-air mixture


現在のスパークプラグの状態。
以前真っ黒にカブっていたのと比較すると差は明らか。
いろいろなセッティングで乗り比べてみた結果では、進角と混合気は良好な状態と判断できます。

この程度まで混合気を薄くすると、夏でも一発始動ということはありません。
スロットルをポンピングしたり、多少チョークを引いたりといくつかの儀式が必要なります。