シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/09/06

点火時期調整 Ignition timing

デスビを外したら点火時期調整です。
ローターの向きは、180°の位相がクランク360°に相当するので、特に意識しなくても1番か3番シリンダーいずれかでタイミングが得られます。

1220エンジンはフライホイールにタイミングマークと、エンジン側に角度目盛りが着いているので簡単。
私はポートバキュームで進角させているので必要無いのですが、本来マニホールドバキュームからのホースは外して調整です。

車両左側に立って手前にデスビを回せば遅角、奥に回せば進角。
感覚的には1cmデスビを回すと20°ぐらいタイミングが変わる感じですので、最後は0.5mm単位の調整が必要。

私は規定値の10°BTDCから進め、ベストから若干のマージンをもって詰めた結果15°BTDCでセッティングしてますが、気温36℃でもノッキングは起きていません。
そのままで車検の排ガス検査もクリアしてます。ちなみにレギュラーガソリン。
遠心進角が働くとエンジン回転数1800rpmで全進角33°に相当するのであくまで自己責任。環境対策としては逆に遅角の方向が正しいです。

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