シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2015/07/22

五感センサー


お休み中のGS。
日本の夏は空冷エンジンのGSには過酷な環境です。
と言っても今年は本国フランスも暑いようで、ツール ド フランスの中継を見ていると連日35℃を記録している。
流石にこんな夏はあちらの方もエアコンが欲しいと思うのでしょうか。

私のGSも暑さに負けず元気です。
構造上空気の循環が良くないので人の方が先に参ってしまいそうですが、家族もさすがにエアコンレスに慣れてきたようで文句もでません。

本日E90型の3シリーズがオーバーヒートしておりました。
調べてみるとウォーターポンプとサーモスタットに不具合が出るそうでそれなりのトラブルが起こっているよう。
本日のような気温が直接の原因ではありませんが、補器類の多い水冷では小さな故障が大ダメージになる可能性があります。E90は丁寧にアイコンでオーバーヒートの兆候を教えてくれるようですが、これが出ると部品交換がほぼ必須で10万円はかかるとのこと。
その点GSでは冷やすのにファンとファンベルトぐらいしか無い訳ですが、油温警告灯が点灯する前にオーバーヒートの兆候は自分自身の五感を頼りにしなければなりません。
私のGSは(素直なのか?)アイドルが高めになってきて教えてくれるのですぐ分かります。

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