シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2018/04/30

タイミングベルトの交換

二年に一度のイベント。
5月に車検をむかえるので重点的にメンテナンスを行います。
ちょうどGW後なので作業が捗ってその点ではありがたい。
帰省も兼ね実家のガレージでリフト、エアインパクトツールをお借りします。

今回のメインはタイミングベルト。記録では前回約10年前の交換になっている。
距離は10000kmもいっていないが経年が気がかり。
車検とは直接関係ない項目ですが作業工程にヘッドライトの脱着があるので光軸の変化を嫌い、テスター屋での最終チェック前には完了しておかねばと。

懸念の42mmのクランクナットも強力なインパクトのおかげであっさり緩んだ。
ベルト交換そのものはカムやプーリーを固定する必要もなく合マークの位置を合わせて交換するだけなのでそれほど難しくはありません。
テンショナープーリーの固定に多少コツが必要であるが、プーリーを入れるだけでかなり張りがでて、それほど調整幅をもたないので問題がなかった。
バネが利く位置に固定できればまず大丈夫。

画像はクランク、カムプーリー、LHMポンプの合マークとベルトのマークがズレないようバイスで仮留めした最終段階。
以前に国産化したオルタネーターの位置も良くわかります。

それだけなら3時間ぐらいの工程だと思いますが、ここまで外したからには各部清掃してからの組み上げになったので結局半日掛かってしまった。
半日も作業していると体の方が悲鳴をあげ、年々つらくなってきたので、もしかするとこちらの方が先に逝く可能性が否定できなくなってきた。

0 件のコメント:

コメントを投稿