シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2018/05/19

フロントサスペンションスフィアの交換


フロントのサスペンションスフィアを交換。
GSでは初めて、シトロエンではXmに次いで2度目の作業です。
Xmではあまりに固く回らず、オイルフィルターレンチを壊すほど回らなかったトラウマがある。(画像は新旧のスフィアと右上に廃棄寸前のフィルターレンチ)
今回は教訓を元に新たにチェーン式のフィルターレンチのアタッチメントを購入。
手持ちのラチェットハンドルなんかと組み合わせて使うタイプ。

フロントはシリンダーハウジングに回り止めがついているので減圧して正ねじ方向に緩めるだけです。
BX以降はストラット式になりタワーのスペースの確保のためかもしれないが、水平方向に取り付けるのに対し、ダブルウィッシュボーン式のGSでは天地方向に取り付ける。
回すときに力を加え難いかと思ったがチェーンを掛けるだけで力を加えるまでもなくあっけなく緩みました。
またほとんどLHMをロスしないのもこの取り付け方向のメリット。
わずか5分で左右の交換完了。
ところがこの後リアでトラウマ再びの問題が発生します。

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