シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/04/19

排ガス予備検査 CO Mixture screw


旧車乗りにとって生命線でもある排ガスの基準。
この年代の車種は甘いとはいえCO4.5%以下、HC1200ppm以下でないと車検に通りません。
ましてこれらを希釈するエアポンプが作動していない状態です。

さて予備検査時のデータ。
CO8.7%
HC260ppm
アウト。猛毒な一酸化炭素をずいぶん撒き散らしていました。

検査ライン上で、奥まった場所のキャブCO調整ねじを回しますが、ちょっと締めたぐらいでは数値がほとんど変わらずグルグル締めます。
CO濃度は2%程度の基準値内まで下げることができました。
逆にHCが心配でしたがほとんど変動せず。

多少の調整で済むぐらい燃焼状態は良好。
キャブと点火系に問題は無いようです。
ひとつハードルをクリアしました。

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